肌の質感の種類と特徴

人の肌は多様な環境のもと一定の伸縮を連続的に繰り返すものであり、その性質から後天的に形成される特性が生まれる。しかし、メイキングを日々職務として実施する立場から実感することは、やはり先天的な素養がメイクアップの仕上りに多大な影響を与えるものであると筆者は日頃感じている。その上で表現すべきものを考案し、具体的な提案をもって実施すべきであり、対象となるモデルのキャラクターを知ることから始めなければならない。以下その作業の下知識として必要な質感の種類を大別した。

マット ・・・ 反射率の低い状態を指し、具体的には粉体分の多いケースが挙げられる。平たい言い方をすると艶のないイメージとなるが、不健康な肌を意味するのではない。

グロッシー ・・・ 上述のマットとは逆で、反射率が高く、写真撮影の実施中にハリエーションとなってトラブルを引き起こす可能性が高く、その扱いには注意を要する。

パール ・・・ 光を浴びると乱れた反射性を示し、その結果、真珠に似た輝きを持つ。

メタリック ・・・ 入射と反射の角度関係が比較的近似する固めの光を発する状態で金属的な光沢の味わいがある。

透明感 ・・・ クリスタルな清潔感を指し、くもりがなく透明感のある繊細さが特徴。

カバーリング ・・・ 前者とは逆の表現として使い、厚みのある特性を活かして、下地となるものをカバーする力を持つ。