モデル
オーディション写真の一般的な認識は、シンガーや俳優(舞台、映画などの)を起用する事を目的とした選考に必要な画像を指すようだが、衣料関係対象のモデル選考を前提とした場合のメイクアップについてここでは触れる。
Produce by makeup artist
結論から述べると、ファッションコマーシャルの世界に精通したアーティストがフォトスタジオワークフローに於いて、先頭をきって監督に当るのが最も妥当なポジションの割り当てと考えられる。フォトスタジオクリエーターの中で最も映像向き(フォトジェニック ・ photogenic)なファッションモデルフェイスを知り、具体化するに当っての提案はカメラテクニックやライティングノウハウではなく、被写体その物の着眼と調整に他ならない為である。以下、具体的に記述。
- 目と目間隔 ・・・ 「広」、「狭」に大別するのであれば、「広」が表現領域での活動は柔軟な体勢が採れると予想される。
- 鼻 ・・・比較的控えめなイメージが融通性を発揮する。演出効果を考える場合、この部分に焦点を当てることは非常に困難な為、強烈なインパクトを感じるものは避けるべきである。
- 顎のライン ・・・ 繊細さが求められる非常に重要なファクターである。現在の女性美の条件と言っても過言ではない。
- 歯 ・・・ アーティストの努力の入る余地が殆どない部分である。天然が望ましく、後天的に作り上げる歯は味わいに欠け、高尚な美の表現が出来ない。
- 首 ・・・ メイクアップでカバーすることが出来ない部分である。太さ、長さ、フォルムなど微妙なバランスが求められる。
以上、概略的なファッション関係でのモデルオーディション写真撮影に関する被写体に対するアナライズ法を述べたが、これらが基本となって、より有利な結果を生む為の案を提示するのが、メイキャップスタッフの手腕の見せ所と言えるだろう。

