マットな質感の表現

質感決定のスリー・ファクターのページでも述べたがテカリのないマットな肌の質感表現はパウダーかケーキファンデーションを使う。オーディション写真撮影の中でもスペキュラー・ライティングを前提とするクラッシク・バレリーナーなどのメイキングにおいてはケーキファンデーションを厚く塗布した上に仕上げ用のパウダーを充分にはたきこむ。一般にケーキタイプを使った場合は仕上げにパウダーを使うことはないが、限られた分野のオーディション用フォト・メイクアップにはマットな質感を強めるために敢えて使用する場合がある。

マットスキン・メイキングのポイント

ブラシのタッチを可能な限りソフトにすることが重要。表質に摩擦を加えることは研磨を意味し、それによって対象となるものがスペキュラーな特性に変化していくことを念頭に置く。これを回避すべくアーティストによっては、ブラシの代わりに耳掻きの反対側についている綿毛状の部分を使うほどである。更に、ポイントメイクも、スキンキャラクターへの配慮を前提としてマットな味わいのあるものを使用する。例えば、眉はペンシルで描いた上にパウダーをのせるとか、唇はリップカラーで描いた上にアイカラーをのせ、パウダリーに仕上げるなどの工夫をこらす。