ブルー系の表現
衣料業界に於ける製品の販売促進を目的とする媒体では、盛んに白人モデルを起用したフォトパーツが普及している。これは青みを帯びた肌が無機質に反応し、着用した製品にクールな存在感を持たせる為の有効な方法であるからと考えられる。ファッションを中心とするコマーシャルフォトスタジオでは、色温度の高い青みを帯びた光の照射がその主流となるライティングである。その為、表現に当たっては比較的その設備内容がナチュラルに反映し安定した業務が展開されている。しかし、ローケーションの関係などから便宜的に日本人モデルを起用する場合も多く、そのようなケースではメイキングという行為に留意点が多く挙げられる。ベースとなる赤みを帯びた肌はコントロールカラーで完璧に補い、ファンデーションにもそれを混ぜて使う。更に、無機的なイメージの強調を考えポイントメイクにも色特性の低い灰色を帯びた物を使用する。又、全体の構成としての提案はリズミカルに肌に対して目、眉、頬、唇の強弱により、顔の見え方や強弱の変化に気を配り、所謂中性的なフィーリングを重視することが要点となるだろう。さらに撮影時に展開されるポージングに於いても被写体自身の写りを意識させず、あくまで身に付ける商品が主役であることを主眼に置きその遂行にあたる。以上はアパレルモデルを対象とした撮影の主流となるスタイルを記述したが、同業界を目指すオーディション写真に関する情報としても優位を成すものと考える。
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